ホールインワン達成でのお祝いの費用は、ゴルファー保険で補償される?

2022.01.27

ホールインワンを達成した後に待つ、手痛い出費!

女子プロゴルファー

テレビのゴルフ中継を見ていると、「ホールインワン賞として〇〇を贈呈!」などがあるので
達成したらお祝い金かなにか貰えるのかな?と思いがちですが、
日本では、ホールインワンを達成した時に、周囲の人に「その幸運をお裾分けしないといけない」という暗黙の了解があるのはご存じですか?

もしかして「ホールインワン達成おめでとうー!!」と周りの人にお祝いされる側だと思っていませんか?
(お祝いされる側であるのは間違いないけれど、問題は費用を誰が出すかということなのよね・・・)

ホールインワンはその稀少性から、「自分だけがそのような幸運をつかんでしまって申し訳ないので幸せのお裾分けを」というまさしく日本人的な謙虚な文化から、ホールインワンを達成した人がお祝いを主催したり、記念品を制作したり、ということが習慣としてあるんですね。
これは日本のみで見られるローカルルールなんです。

もちろん、必ず行わなくてはいけない訳ではありませんが、祝賀会などを開かなくてはならない周囲の雰囲気に多額の出費を強いられることも少なくありません。
多くの一般ゴルファーにとっては、ホールインワンは嬉しさもある一方、嬉しくないというおかしな状況に・・・

一般的なホールインワンの達成祝い

女子プロゴルファー

もし、ホールインワンを達成したらどんなことをするのでしょうか?

一般的には、ホールインワンを達成したゴルフ場に植樹をしたり、同伴キャディーへの祝儀やホールインワンの贈呈用記念品として、プリペイドカード制作などのほか、祝賀会、祝賀コンペの開催などがあります。

その費用は30万円程度から、場合によっては100万円以上になることも。
ホールインワンを達成した人自身が費用を負担して、盛大にお祝いをしなければいけない。。。
うーん、これは痛い出費です・・・


そんな時の為に、ゴルファー保険があります。
詳しく紹介していきますね!

ゴルファー保険(ホールインワン・アルバトロス費用補償)とは?

ゴルファー保険は、1982年に共栄火災からはじめて販売されました。
ゴルフに限らず、誰かにケガをさせてしまった時や自身がケガをしてしまった時には、賠償責任保険や傷害保険が存在していましたが、
このホールインワンのお祝いへの出費に対して補償を行う「ホールインワン・アルバトロス費用補償の特約」をセットしたゴルファー保険が誕生しました。
 

ゴルファー保険で保険金が支払われる場合

●ゴルフ中(練習中も含む)に他人にケガをさせた、他人の物を壊してしまい法律上の損害賠償責任を負った場合
●ゴルフ場・練習場内で競技や練習中にケガをした場合
●ゴルフ場・練習場内でゴルフ用品の盗難及びゴルフクラブの破損・曲損事故が起こった場合
●ホールインワン・アルバトロス達成のお祝などで実際に費用を支出した場合
女子プロゴルファー
ゴルファー保険でのホールインワンの補償は、お祝い金ではなく費用に対する補償なんです。
つまり、保険金額100万円の場合、プロツアーのホールインワン賞のように賞金が払われるのではなく、ホールインワンをした事によるお祝いの品や祝賀会などで実際に支出した費用に対する補償です。
その額が80万円だった場合には100万円の補償額の中から、実際に支払われた80万円分が補償されるということです。


例えば、友人とラウンドして、ホールインワンが出たとします。その友人メンバーだけでお祝い会をするような場合でも補償の対象になります!
後からお祝いのための費用がもらえるなら、自腹で「祝賀会」だって喜んで開きますし、ホールインワンの喜び倍増もですよね!
そういう意味では、ホールインワン費用の補償は、本来喜ばしいホールインワンを純粋に喜ぶための補償とも言えるのではないでしょうか。

 
女子プロゴルファー
それだったら、いくつも保険をかけて、ホールインワンの時に盛大なパーティーを開きたいな~なんて思っていませんか?

実はゴルファー保険はいくつも掛けることはできますが、ホールインワンの補償だけは二重で掛けることはできないです。

ホールインワンの二重補償について

複数のゴルファー保険をかけている場合、ホールインワンの補償については、その補償額の合計額ではなく、加入しているゴルファー保険の内で、最も高い保険金額が限度となります。

例えば、
・保険会社A:ゴルファー保険 ホールインワン補償 50万円
・保険会社B:ゴルファー保険 ホールインワン補償 50万円

と2つのゴルファー保険に加入していた場合、ホールインワンを達成した粗品贈呈や祝賀会に100万円を支払ったとしても、2つの保険を合わせて100万円が補償されるのではなく、 同額の補償を掛けているので任意のどちらか一方の保険会社から最大50万円が支払われます。
 
女子プロゴルファー
自分が入っている補償の内容については、注意しておかないといけませんね。
このように、ゴルファー保険に加入しておけばホールインワンでも安心ですが、1点だけ注意すべきことがあります。
それはホールインワンの証明です

ホールインワンで保険が支払われるには、証明=第三者の目撃が必要になります。

保険金支払いの為のホールインワン認定

ゴルファー保険のホールインワンの補償では、ホールインワン達成をした時に保険会社までホールインワンがあったことを証明しなくてはなりません。

例えば、同伴キャディーがティーショットからそのままカップインするまでを目撃している事などがあります。
しかし、セルフプレーが増えている昨今、キャディーがいない場合ではどうすればいいのでしょうか?
 
保険会社のパンフレットには赤字で、「セルフプレーでのホールインワンは原則、保険金のお支払いはされません。」と書かれています。
ですが、保険金が絶対に出ないわけではありません。
 

ホールインワン認定時の注意点

ゴルファー保険でのホールインワン補償の支払い条件は、原則としてセルフプレーでは支払いとなりません。

しかし、セルフプレーでの支払いでもしっかりと第3者の目撃や、ビデオ映像などの明確な証明があれば支払いがされるため、通常の支払い条件と、セルフプレー時の支払い条件を混同している方も多いようです。
結果、ぬか喜びや保険会社へのクレームとなることが発生しています。

 
Q.セルフプレーでのホールインワンの場合、同伴競技者の証明があれば保険金支払いがされる?

同伴競技者と同伴競技者以外の第三者による両方の目撃が必要です。
この場合の第三者とは、ゴルフ場使用人、売店運営業者、先行・後続のパーティーの競技者などがあげられます。
公式競技の場合は、同伴競技者の達成目撃は必要なく、同伴キャディーなどの目撃だけで支払いがされます。
 
三井住友海上のゴルフ保険「ネットde保険@ごるふ」では、以下のようにルールが定められています。

日本国内のゴルフ場において、被保険者が達成した次のⅠ.またはⅡ.のホールインワンまたはアルバトロスについて、達成のお祝いとして実際にかかった費用をお支払いします。
Ⅰ.次のア.およびイ.の両方が目撃
(注)したホールインワンまたはアルバトロス
ア.同伴競技者
イ.同伴競技者以外の第三者(同伴キャディ等。具体的には次の方をいいます。)
同伴キャディ、ゴルフ場使用人、ゴルフ場内の売店運営業者、ワン・オン・イベント業者、先行・後続のパーティーのプレーヤー等。
※原則としてセルフプレー中に達成したホールインワンまたはアルバトロスは保険金支払の対象にはなりません。
セルフプレーでキャディを同伴していない場合は、同伴キャディの目撃証明に替えて上記イ.の方の目撃証明がある場合に限り保険金をお支払いします。

Ⅱ.達成証明資料によりその達成を客観的に証明できるホールインワンまたはアルバトロス
なお、対象となるホールインワンまたはアルバトロスは、アマチュアゴルファーが、ゴルフ場で、パー35以上の9ホールを正規にラウンドし、1名以上の同伴競技者と共に(公式競技の場合は、同伴競技者は不要です。)プレー中のホールインワンまたはアルバトロスで、その達成および目撃証明を三井住友海上所定のホールインワン・アルバトロス証明書により証明できるものに限ります。



(参考:補償内容|ゴルファー保険なら三井住友海上「ネットde保険@ごるふ」

 
Q.セルフプレーでのホールインワンで、達成後に売店の人を呼び、カップ内のボールを確認してもらった。

支払いの条件である「目撃」とは、第1打を打ち、カップに入ったところまでをその場で確認することです。
例えば、達成後に被保険者から呼ばれてカップインしたボールを確認した場合は「目撃」に該当しません。
上記の「ネットde保険@ごるふ」のホールインワンの確認ルールにも、以下のような記載があります。

(注)「目撃」とは、被保険者が打ったボールがホールにカップインしたことを、その場で確認することをいいます。
例えば、達成後に被保険者から呼ばれてカップインしたボールを確認した場合は「目撃」に該当しません。


つまり、証人となる人物がショットの瞬間からカップインまでを見届けていない限りは証明したことにはならないのです。

 

セルフプレーでホールインワン補償を受け取るには?

ここがポイントだ

セルフプレーでも保険金が支払われる条件は、以下のとおりです。

・同伴競技者に加えて、前後の組のゴルファーやゴルフ場関係者など第三者の目撃がある場合
・ビデオなどでホールインワンをした時の動画がある場合

保険の規約にもよりますが、これらに該当する場合は保険金が支払われます。
 

海外でのホールインワンはどうなるの?

それでは、海外でホールインワンをした場合はどうなのでしょうか?

海外のゴルフ場では、現地の人がホールインワンを達成すると、周りの人が祝ってくれることがあるそうです。
しかし、達成者が大きな祝賀会を開いたりすることはありません。
やはり、ホールインワンをした本人がパーティー開催や植樹までするのは日本独自の習慣であるようです。

ゴルファー保険でも、ほとんどの場合「ホールインワン費用補償」は国内のみの補償となっています。
仮に海外でのゴルフで参加者は日本人だけの場合、ホールインワンを達成すると、周りから祝賀会などの開催を期待されることもあると思います。
しかしながら、日本人だけでパーティーを行って実費を支払ったとしても、保険により補償されることはありません。
また、パーティーを帰国後に日本国内で開催したとしても補償の対象にはなりません。
女子プロゴルファー
このように、ゴルファー保険でホールインワンの補償もカバーできますが色々と注意事項があることを知っておいてくださいね。
ホールインワンを達成したことを素直に喜べるように、ゴルファー保険で備えてゴルフを楽しましょう!

ホールインワンで保険金を貰うには

ホールインワン・アルバトロス費用補償

【ポイント1】
ホールインワン達成の時の為に、ゴルファー保険のホールインワン・アルバトロス費用補償特約を付けておく必要がある。
 

【ポイント2】
ゴルファー保険では、ホールインワン達成のお祝いで実際に支払った費用が補償される。

【ポイント3】
ホールインワン費用の特約は、二重で掛けることができない。

【ポイント4】
セルフプレー時には、ホールインワンの証明に第三者の目撃、もしくは動画での撮影などが必要。

【ポイント5】
海外でのホールインワン達成では、保険金は支払われないので注意

関連記事はこちら

ゴルファー保険BEST3

  1. No1

    三井住友海上 ネットde保険@ごるふ

    保険料×補償金額×補償範囲のバランスが絶妙。豊富なプランの中から自分に合ったプランを選べる為、全ての人に安心してプレイができてオススメ!!

  2. No2

    楽天損保 ゴルファー保険

    リーズナブルな保険料でも補償は安心!ネットで簡単申込み。プレー当日でもOK!

  3. No3

    東京海上日動 トータルアシストからだの保険(ゴルファー)

    大手損保会社ということもあり、充実の賠償責任にプラスして、示談交渉までも行ってくれる為、とても頼もしい。

PICK UP 注目の記事

  • 三井住友海上

    2024.1.19

    三井住友海上のゴルフ保険

  • 2022.1.27

    打ちっぱなしだけでも、1回だけのラウンドでも。保険に入らないリスクとは?

  • ホールインワン

    2023.11.14

    ゴルフ保険にホールインワン補償は必要?不要?意外と知られていない落とし穴

ゴルファー保険ランキングトップ
ゴルフ大好き人

女子プロゴルファー
グリーン上のラインは読み違えない正確無比なプレーが魅力のプロゴルファー。
プレーだけでなく、保険選びも読み違えない!?
ゴルファー保険一覧
1日限定ゴルファー保険
よくある質問