ゴルフ中に生じやすい怪我と対処法まとめ!すぐにできる予防策を徹底解説!

2020.08.28

女子プロゴルファー
ゴルフ中に体の痛みを感じたことはありませんか?

ゴルフは息が上がるようなハードなスポーツではないけれど、
体を捻る動きや、スイングにあわせて体重移動させたりと、
膝や背中、肩、腕など多くの部位を動かすスポーツ。

しっかり予防策を講じておかないと、大きなケガを引き起こす原因になります。

今日はゴルフ中に生じやすいケガと対処法についてお話していきましょう!
 

ゴルフで怪我をしやすい部位・種類

女子プロゴルファー
ゴルフは大きくスイングをしながら長距離を歩スポーツ。
反復動作が必要なシーンも多いため、限られた部位に大きな負荷がかかりやすくなります。


 

ひねり動作による腰・背中・肋骨の怪我

ゴルフのスイング動作は腰を大きくひねる動作です。繰り返し腰をひねることで負荷がかかり続けるため、
背中や腰を傷める原因になります。
また、ひねり動作による慢性的な疲労が蓄積し、肋骨にヒビが入ってしまう(疲労骨折してしまう)ケースもあります。
これはレントゲンを撮ってもよく分からない場合が多く、単なる筋肉痛と勘違いすることもありますが、痛みが続く場合は疑ってみる必要があります。

 

反復動作による肘・手首の怪我

動作の衝撃を直に受ける肘~手首は、ゴルフ中に怪我を引き起こすい代表的な部位の一つです。
重たいクラブを持つ手首や肘はスイングの度に負荷がかかってしまいます。
結果、手首の腱鞘炎やゴルフ肘と呼ばれる肘の痛みなど、関節周囲の炎症症状にを引き起こしてしまうゴルファーが多いです。

 

スイング姿勢不良による首・肩の怪我

ゴルフは前傾姿勢が多く、また、頭部を固定してカラダを回転させるスポーツのため、首から腰にかけて大きな負担がかかりやすいです。
特に安定したスイング姿勢を取れない初心者に多いのが、首から肩にかけての不調です。適度にリラックスすることが難しく、
肩甲骨周辺に余分な力が入ってしまうケースがよく見られます。
その結果、首の痛みや肩こり、肩甲骨周りの炎症を引き起こすことがあります。

 

水分・塩分・ミネラルバランスの崩れによる不調

ゴルフのラウンド中に、足がつる、筋肉が痙攣する、熱中症・脱水症の症状が出る
といったな症状もおこりやすいです。
これらは体の使い方や姿勢の問題ではなく、体内の水分量やミネラルバランスの崩れ、塩分不足などが原因と考えられます。
ゆったりとしたスポーツのイメージが強いゴルフですが、想像以上に全身を使います。
長時間屋外を歩くことで、大量に汗をかくため、特に夏場は熱中症などの重篤な状態に陥るリスクもあります。
体調管理には十分に気を配りましょう。


 
女子プロゴルファー
ゴルフ歴何年だろうとも、油断は禁物です!

むしろ、初心者ゴルファーのほうがリスクは高いかもしれませんね・・・
ワクワクとはやる気持ちを抑えられず、
到着してすぐスイングし始めるゴルファーを何人見てきたことか・・・

すぐに取り入れられる予防策を紹介するので、全ゴルファーしっかりと取り組むように!

すぐできる怪我の予防策

プレイ前の入念なストレッチ

想像以上に全身を大きく動かす競技だからこそ、プレー前の入念なストレッチが大切です。

体の準備ができていない状態でいきなりプレーを始めると、思わぬところに痛みが出る可能性も。
プレー前のウォーミングアップ、終了後のクールダウンはもちろんですが、
自宅でのストレッチを習慣化しおくと身体の柔軟性が高まり、様々なメリットを体感できるはずです。

・ひねり動作の可動域が広がって、スイングスピードが上がる
・余分な力が抜け、リラックスできる
・ラウンド後に疲労や筋肉痛を感じにくくなる


 

適度な水分・塩分の補給

長時間屋外でプレーを楽しむゴルフでは、大量の汗をかきます。

水分不足・塩分不足になると、体内のミネラルバランスが崩れ、
吐き気や頭痛などの不快症状・熱中症・急に足がつる(こむら返り)
などの症状を引き起こす可能性があります。

塩分・エネルギー補給用の塩飴をなどを、長時間のラウンド前や休憩中に舐めておくといいでしょう。
また、ラウンドには水分を多めに持っていくのも忘れないようにしましょう。

 

不意の転倒に注意

大自然の中に広がるゴルフ場では、足場が悪く転びやすい場所も点在しています。

ウォーターハザード(池)の周辺や、傾斜の強いラフ、雨上がりの濡れた芝などは、
非常に滑りやすく、転倒しやすくなっています。

特にウォーターハザード周辺はぬかるみやすいので、
池ポチャをしてしまった時は無理して近寄らずに、ドロップして再開するようにしましょう。

 

カートからの転落・事故に注意

ゴルフ場では欠かせないカート移動。
実はカートが引き金となる事故 は毎年のように発生しているといわれています。

カートから身を乗り出しすぎて車両からふるい落とされてしまったり、カートそのものに轢かれてしまうような事故も。
ゆったりと走る快適なカートは正しく使えば安全です。ルールを守って正しく使用しましょう。
女子プロゴルファー
故障してしまうと、治るまでの一定期間はゴルフを休むことになる上に、
部位やケガの程度によってはずっと違和感を抱えることにもなりかねません。

ストレッチや水分補給などはどのスポーツにおいても大事なこと。
加えて、シニアゴルファーの皆さんに伝えたいことは
「無理をしない」これに尽きます!

もし体のどこかに違和感があれば、早めに専門家へ相談しましょうね。

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